「DJってやっぱりhiphopがメインなの?
Hiphopってどんなのがいいの?」
こういった疑問に答えます!
もくじ
1.DJやるならhiphopの曲がおすすめ
2.hiphopのDJやるなら歴史を勉強すべし
この記事を書いている私は、DJ歴5年以上。
DJBarで毎週末イベントでプレイ、定期的に渋谷のクラブイベント等にDJとして参加していました。
※そもそもDJとは何か?が気になる人は以下をご覧ください。
>DJとは音楽を繋いだりアレンジしたりする人です。【DJ見るのが早い】
それでは「DJのhiphop」に関して、実体験に基づいて解説します。
DJやるならhiphopの曲がおすすめ。
結論として、DJやるならhiphopの曲がおすすめです。
理由は以下のとおりです。
・初心者に適したBPM/ビート音
hiphopの曲はBPMが遅め(70~90程度が多い)なので、初心者のMIXなどの練習に適しています。
初心者がMIXする際は、まず曲のビートの速さに戸惑います。
頭でやろうとしていることがなかなか行動と紐づかなくて苦しみます。。
このBPMが早いと当然、MIXの難易度も上がってきます。
なので、初心者はBPMが比較的遅めな曲を使うべきです。
EDMなどは基本的にBPMが120以上とかなり早めです。
EDMでDJ始めたいという人結構いますよね??
でも初心者にはBPMが早すぎてお勧めできません。。
また、初心者がMIXを練習する際に重要となるもう一つの要素として、ビート音があります。
DJはビート音を頼りにレコードをこすりながらMIXのタイミングを計ります。
このビート音がはっきりしていないと、なかなかタイミングをつかみづらくなります。
この点についてもhiphopは割とわかりやすいビート音であるためお勧めです。
R&Bなど、曲にもよりますが、ビート音がわかりにくい曲は初心者にはおすすめしません。
・スクラッチ/ジャグリングに適している
DJのイメージとして最初はみんなスクラッチを思い浮かべます。
そして、自分もできるようになりたいと思い、DJを始める人が多いと思います。
TVなどで見るDJのスクラッチ等はたいてい、hiphopの曲を使っています。
なので、初心者がスクラッチやジャグリングなどのテクニックを練習する際も
過去に見たスクラッチ等のイメージがhiphopの曲を使ったものであるため、練習しててしっくりくるんですよね。
逆にR&B等の曲でスクラッチしても、思っていたのと違う、と思うかもしれません。。
体験談:MIXの練習の効率があがった話
まだ私がMIXを練習し始めた当時、なぜかHOUSEの曲で練習していました。
まず最初は、同じ曲同士でMIXした方がやりやすいという情報を得たため、
同じレコード2枚が何故かHOUSEしかなかったのでしぶしぶそれでやっていました(笑)
HOUSEなのでBPMが130とかそれぐらいありました。
まぁ早いんです。。
それでも初心者ながらに一生けん命やっていました。
するとそれを見た兄貴が言ったんです。
「もっと遅い曲でやれば?」
「だよね。。でも同じ曲なくて。。」
「同じ曲じゃなくても似たような曲(BPM)あるからそれ使えばいいやん。」
「はい..」
でHiphopのBPM遅めでビート音きつめの2曲を使ってやってみたら、まぁやりやすいやりやすい。
落ち着いてMIX作業ができるんです。
なので、初心者は遅い曲・ビート音きつめの曲でやってみることをお勧めします。
よくある質問:スクラッチはHiphop以外で使わないの?
そんなことはないですが、基本的にはhiphopのDJが使います。
また、EDMの場合も、もともとHiphopの曲をアレンジしてBPMあげて使っていたり、
HiphopアーティストがもはやEDMよりに作った曲とかを使ったりするので、
その場合、DJはスクラッチを使ったりしますね。
R&Bの場合はあんまりというかほぼ見ないです。。
曲にもよりますが、R&Bの曲でスクラッチとかしていると曲のグルーブ感を損なうことになりそうですね。
以上から、DJやるならhiphopの曲がおすすめです。
hiphop等、音源の集め方の具体的な方法については以下記事をご参照ください。
>>DJは大量に曲を持っていることが重要【定番曲⇒自分好みの曲へ誘導】
hiphopのDJやるなら歴史を勉強すべし
結論として、hiphopのDJやるなら歴史を勉強するべきです。
なぜなら、同じhiphopでも、リリースされた時代、地域、アーティスト、当時の出来事などで、
曲の雰囲気や、流行りなどが全く異なっており、
DJがそれらをどう理解してどう組み合わせてプレイするかによって
プレイにストーリー(オリジナリティ)が生まれ、客を楽しませることができるからです。
例えば、、、
80年代はファンクミュージックと言われるジャンルが流行りました。
RUN DMCとかの時代ですね。
BPMは少し早めでブレイクダンスとかも流行っていました。
90年代に入るとhiphop黄金時代と言われています。
多くのアーティストが多くのhiphopを世に生み出してきました。
地域によっても特徴があります。
アメリカ西海岸で生まれた通称ウェッサイというジャンル(というかアーティスト:2Pac,Dr.Dre,Snoop,etc)
それに対する、東海岸のイーストサイド(Notorius B.I.G,Jay-Z,NAS,etc)
この東西はお互いディスりあっていました。。
そういうラップでディスる文化もここから生まれた感じですね
他にもサウス、チカーノなど、いろいろあります。
これらのネタを自分なりに組み合わせてストーリーを作り上げるのもDJの醍醐味ですね♪
体験談:先輩DJのプレイの話
ある先輩DJがやってたプレイがすごくおもしろかった話です。
その先輩DJはウェッサイが大好きでした。
2Pac,Dre,Snoop,worenGなどでまとめて選曲されていたのですが、
途中から、Biggieなどイーストサイドの曲を挟みだしたんです。
それらの曲はお互い東西のディスりソングばかりで、
DJが自ら東西抗争を再現するようなプレイだったのです。
これは聞いててかなり面白かったです。
ちょっと2Pac多めで、それは先輩の好みなのかなと思いましたが。(笑)
という感じでプレイに意味を持たせることで
一気にそのプレイの価値が上がります!
そんあ経験でした。
よくある質問:hiphopの何を勉強するべき?
まずは人気の90年代をいろいろ聞いてみるのがいいと思います。
そしてその中で自分の好みを見つけてそこを深堀していくイメージですかね?
例えば、曲をきいてみてこれいいなと思ったら、その曲のアーティストの他の曲も聞いてみるとか、
そして、そのアーティストと同ジャンルのアーティストもチェックしてみる。
さらに、そのアーティストが活躍した時代の他のアーティストもチェックしてみる。
といったことをやっていれば、自ずと自分の中でもストーリーが出来上がると思います。
最初は難しいかもですが、つながりがどんどん見つかっていき選曲の幅が広がっていくのを感じるのはとても楽しいですよ♪
以上から、hiphopのDJやるなら歴史を勉強すべしです。
hiphop等、音源の集め方の具体的な方法については以下記事をご参照ください。
>>DJは大量に曲を持っていることが重要【定番曲⇒自分好みの曲へ誘導】
そのほか、
DJの機材について知りたい方は以下をご覧ください。
>>DJ機材はプレーヤ、ミキサー、スピーカー、ヘッドフォンがあればOK【セットだと安い】
DJの始め方について気になる方は以下をご覧ください。
>>DJを始めたいなら、スクール、Bar、SNS【客の前でプレイしたら一人前】